セレッソに関わる人々:第1回 ユキ(高松 夕喜子さん)vol.2
セレッソに関わる人々、第1回目ユキちゃんのvol.2です。
Q:海外に行くきっかけも
「はじめてセレッソに関連して海外に行ったのは、プサンアイパークとの交流に誘ってもらって、向こうのファンの人との交流フットサルをしに韓国まで行きました。アイパークは、Kリーグのチームで当時セレッソにも在籍していたファンソンフォンが監督していたんです。向こうのファンの方のお家に泊めてもらいました。」
Q:ボールを蹴ることで言葉が通じなくても交流できたんですね
「できなくてもやる!ってのが大切やと思うんですよね。できなくても、笑ってくれたり盛り上げてくれるし。そのときは勝ちましたよ。」
Q:他の海外経験は?
「そのあと2010年に、セレッソのサポータの子が韓国に留学していたんで、会いに行こうっていうのもあって韓日戦を観に行きました。香川くんを観に。そのときは応援するというより、試合を観に行った感じでした。でも、去年のACLは今まで日本でやってる応援を海外でやるという経験でした。そのときは、日本では当たり前のことがやっぱり違うんやなぁって。セキュリティチェックや、幕持って入れないというのがほんまにこれのことを言うんやぁって。海外でセレッソ大阪が戦うということに感動もしましたね。鳥肌たってたと思う。勝ちたいと思いながら、上手くいかなくて負けてしまって。だから、アウェイ3戦目、インドネシアとういう海外で勝った時はほんまにうれしかったですね。行っていた期間も長かったですし、サッカーだけじゃなく、向こうの人の暮らしを知ったり仲よくなったりサッカー以外の面でも知ることができてほんまに楽しかった。今年の誕生日のお祝いもインドネシア料理でした。」
Q:ロンドンオリンピックはどんな思いで挑んだの?絶対に行きたいと思っていた?
「ロンドンは自分が一番上の年代っていうか、香川君も入っているけど、清武世代でもあるんです。同世代の選手がいる大会。まぁ自分は女子なんで関係ないですけど。笑いつも応援してる仲間が行くって言っていて、自分が応援してるチームの選手が、こんなにたくさん出る国際大会には行きたい!って、自分がいかないわけにはいかんやろうって。絶対行きたいと思ってました。」
Q:この大会を通して観た試合は
「男女日本代表の全試合と、韓国×イギリス、マンチェスター×バルサの14試合。セキュリティーもすごく厳しくて、カバンの中身全部だせと言われて、透明の袋に全部入れさせられて、ボディーチェックを受けました。これが海外の試合かと。チケットもバーコードで通せばゲートが開くことにもビックリしました。1戦目のなでしこの試合は、一番前のゴール裏の席やったんです。
いきなり全世界にドアップで映りました。
(映してくれたカメラマンの写真)
日本にいてるときは、なでしこの試合を観てなかったんですよ、選手の名前をしらないような。でもロンドンで勝ちあがっていくごとに興味も深まって。最後は本当に勝ってほしかった。
自分もサッカーやってたから、よく周りになでしこやなとか言われるんですけど、なんか嫌やったんですよ。だから観てなかった。ロンドンでなんでなんやろうって考えることができて、だぶん中学くらいの時にサッカーやるって決めたときになでしこくらい行ってやろうって思ってたんです。
でも高校へ行って、無理やなって感じてその悔しさでなでしこリーグも全然みなかった。
アイナックとかは知り合いの関係でフットサルとかもしたし好きだって気持ちがあったんですけど、観れてなかったです。座って真剣になでしこの試合を見たのは、このロンドンがはじめてじゃないかってくらいでしたね。
上手くなったって言う人もいたけど、前をみてないからわからなかったです。
でも上手いなって思いました。
ただ、マンU×バルサ戦の次の日、なでしこの決勝アメリカ戦を見てマンU×バルサとの違いが衝撃でした。こんなに違うのかって。コントロールにしてもファーストトラップひとつにしても、全然違う。女子だからかもしれないけど、すぐボールが身体から離れたり、セカンドボールすぐに奪われたり。ロンドン通して、Lリーグ全部見るのは大変だけど、観ていきたいって思いました。」
ユキちゃんのvol.3にもご期待ください!!
インタビュアー 柱谷宏恵